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ヨコバイ ヨコバイ Cicadellidae

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヨコバイ
ヨコバイ
Cicadellidae

半翅目同翅亜目ヨコバイ科に属する昆虫の総称。体長3~14mm。セミを小さくしたような縦長の昆虫で,全体的には楔形にも見える。葉上にいるこの昆虫に不意に近づくと,横ばいをしてすばやく葉裏に隠れるので,この名がある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ヨコバイ

カメムシ目(もく)でセミやツノゼミやウンカに近い種。全国に生息し体長は3~15ミリ。植物の茎や葉から汁を吸い、横にはうように歩くことが名の由来。世界に少なくとも約2万種、国内には約550種がいる。うち、ツマグロヨコバイはイネの害虫として知られるが、ほとんどの種は無害という。

(2014-04-23 朝日新聞 朝刊 筑後 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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百科事典マイペディアの解説

ヨコバイ

半翅(はんし)目ヨコバイ科に属する昆虫の総称。多くは体長5mm内外。一般に頭部が大きくて幅広く,触角は糸状で短い。体はくさび形をしたものが多く,よく跳躍する。主として夏〜秋に発生し,植物の汁を吸うが,成虫で越冬する種類もある。
→関連項目ダイアジノンファイトプラズマ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヨコバイ
よこばい / 横這
leafhopper

昆虫綱半翅(はんし)目同翅亜目ヨコバイ科Cicadellidaeに属する昆虫の総称。小形から中形で、体長3~20ミリメートル、多くは8ミリメートル以下。セミを小さくしたような昆虫であり、頭部は一般に幅が広く、頭頂上または頭部前縁付近に2個の単眼をもつが、ときに欠くこともある。触角は糸状。後脚脛節(けいせつ)は長くやや扁平(へんぺい)で、1~2列の多数の小棘(しょうきょく)が並ぶ。色彩、斑紋(はんもん)は多様。はねの爪状(そうじょう)部は発達し、畳んだときに腹部が見えないように密接する。頭部の形、単眼の位置、翅脈、雄生殖器の形態などは分類上重要な形質である。成虫は植物の汁を吸って生活し、なかには農業上重要な害虫が数多く知られる。植物上の成虫に近づくと、跳ねたり、横にはったりして逃げるのでヨコバイなる名があるが、樹木にすむ種には「横ばい」をしないものがある。普通、夏から秋にかけて多く出現し、灯火にも飛来する。ヨコバイ類の加害は、維管束を流れる汁を吸って植物を弱らせるもの、葉の細胞内容物を吸収するもののほか、ウイルス病やファイトプラズマのような微生物を媒介して作物に大きな悪影響を及ぼすものがある。ヨコバイ類には非常に多くの種が知られ、同翅亜目のなかでは最大の群(科)である。世界で1万5000種以上、日本では300種以上が分布する。寒帯から熱帯まで、広い範囲に生息する。
 ヨコバイ類の分類体系についてはいくつかの意見がある。従来用いられていた科は、最近ではすべて亜科レベルで扱うのが望ましい。ミミズク亜科Ledrinae(ミミズク、コミミズクなど)、オオヨコバイ亜科Cicadellinae(オオヨコバイ、ツマグロオオヨコバイ、クワキヨコバイなど)、ヨコバイ亜科Deltocephalinae(ツマグロヨコバイ、ヒシモンヨコバイ、イナズマヨコバイなど)、ヒメヨコバイ亜科Typhlocybinae(バラヒメヨコバイ、オビヒメヨコバイなど)、アオズキンヨコバイ亜科Iassinae、クロヒラタヨコバイ亜科Penthimiinaeなど二十数亜科が知られる。[林 正美]

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