ラムルー管弦楽団(読み)ラムルーかんげんがくだん(その他表記)Association des Concerts Lamoureux

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラムルー管弦楽団」の意味・わかりやすい解説

ラムルー管弦楽団
ラムルーかんげんがくだん
Association des Concerts Lamoureux

フランス管弦楽団。 1881年 C.ラムルーによって創設されたヌーボー・コンセール Nouveux Concertsがその前身で,97年ラムルーの引退とともに現名称 (コンセール・ラムルー) に改称。ラムルー時代にはフランス現代音楽の演奏特色とした。以後 P.パレー,J.マルティノン,I.マルケビッチらが常任指揮者

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デジタル大辞泉プラス 「ラムルー管弦楽団」の解説

ラムルー管弦楽団

フランスのパリ拠点とするオーケストラ。コンセール・ラムルーとも呼ばれる。1881年にバイオリン奏者シャルル・ラムルーにより設立。主な指揮者はカミーユ・シュヴァヤール、ポール・パレー、ジャン・マルティノン、イーゴリマルケヴィチ佐渡裕など。

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世界大百科事典(旧版)内のラムルー管弦楽団の言及

【ラムルー】より

…その実現の最も重要なものが,オペラ・コミック座,オペラ座の指揮者を歴任ののち1881年に彼の設立した〈新演奏協会Nouveau Concert〉である。これが97年に名をあらため〈ラムルー演奏協会(ラムルー管弦楽団Concert Lamoureux)〉となって,今日に及んでいる。ラムルーとその演奏協会が好んで取り上げたのは,同時代者ラロ,ダンディ,シャブリエ,ショーソンらの作品であり,とりわけR.ワーグナーの音楽だった。…

※「ラムルー管弦楽団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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