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リシャール リシャールRichard, Jean-Pierre

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リシャール
Richard, Jean-Pierre

[生]1922. マルセイユ
フランスの批評家。エコール・ノルマル・シュペリュール (高等師範学校) に学んだのち,ロンドンのフランス語学校の文学教授となる。ヌーベル・クリチックの代表者の一人として,作品創造の過程における作者の感覚,感情,イメージの形成を分析し,これを手掛りとして作者の個性的世界観の解明を試みた。主著『文学と感覚』 Littérature et sensation (1954) ,『詩と深み』 Poésie et profondeur (55) ,『マラルメの詩的宇宙』L'Univers imaginaire de Mallarmé (61) ,『近代詩に関する 11の研究』 Onze Études sur la poésie moderne (64) ,『ページすなわち風景 ミクロレクチュール II』 Microlectures,2.Pages paysages (84) 。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リシャール
りしゃーる
Jean-Pierre Richard
(1922― )

フランスの批評家。マルセイユの生まれで高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリュール)の出身。イギリススペインなどで文学を教えたのち、帰国してパリ大学教授。第一著作『文学と感覚』Littrature et Sensation(1954)以来、一貫してテーマ批評の方法に基づくエッセイを積み重ねた。感覚・感情・官能的レベルでの(フロイトの無意識領域におけるといってもよい)意味の核心、すなわちテーマを抽出しつつ、そこから諸テーマの織り成す網目状連鎖とか、有機的統一とかを設定することに、批評の役割をみいだした。『マラルメの想像的宇宙』L'Univers imaginaire de Mallarm(1961)は、そうした諸テーマの巧みな配列により、マラルメ的世界の出現に立ち会わせてくれる。他の主要著作に『シャトーブリアンの風景』(1967)、『ロマン主義研究』(1971)、『ミクロレクチュール』(1979~84)がある。[松崎芳隆]
『有田忠郎訳『詩と深さ リシャール著作集2』(1969・思潮社) ▽粟津則雄、渋沢孝輔、天沢退二郎他訳『現代詩11の研究 リシャール著作集3』(1971・思潮社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のリシャールの言及

【リカルドゥス[サン・ビクトールの]】より

…初期スコラの神学者,神秘思想家。フランス名はリシャールRichard。スコットランドに生まれ,パリのサン・ビクトール修道院で,フーゴーの下にスコラの神学と偽ディオニュシウスの神秘主義とを結合する方法を学んだ。…

※「リシャール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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