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リーメンシュナイダー Riemenschneider, Tilman

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リーメンシュナイダー
Riemenschneider, Tilman

[生]1460頃.オステローデ
[没]1531.7.7. ウュルツブルク
ドイツの彫刻家。特に石材彫刻,木彫にすぐれていた。 1482年以来ウュルツブルクに住み,83年画家彫刻家組合に加入。 1520~21年には市長となったが,25年農民戦争に際して農民側に加担し,捕えられ拷問にあう。当時の重厚な表現を避け,個性的人物像を独特の繊細な感情で表現した。着色されていない木彫作品に特にその特徴がみられる。作品は『聖なる御血の祭壇』 (1501,ローテンブルク,ザンクト・ヤコブ聖堂) など。

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百科事典マイペディアの解説

リーメンシュナイダー

ドイツの初期ルネサンスの代表的彫刻家。1483年以後ビュルツブルクに住み,1520年―1521年同市の市長となったが,1525年ドイツ農民戦争に連座したかどで禁錮刑に処せられた。
→関連項目ローテンブルク

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世界大百科事典 第2版の解説

リーメンシュナイダー【Tilman Riemenschneider】

1460ころ‐1531
ドイツの彫刻家。活動の中心地ビュルツブルクでは市会議員や市長もつとめたが,農民戦争に加担したとして名声や社会的地位を著しく失墜した。石彫も手がけたが,何よりも素材の柔らかさ,しなやかさを生かした木彫においてドイツ彫刻史を代表する存在といえる。代表作はローテンブルクのヤコプ教会にある《最後の晩餐》を中心とする《聖なる血の祭壇》(1505ころ)と,その近郊のいくつかの教会にあるモニュメンタルな祭壇彫刻である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リーメンシュナイダー
りーめんしゅないだー
Tilman (Dill, Til) Riemenschneider
(1460ころ―1531)

ドイツの彫刻家。ハイリゲンシュタット(アイヒスフェルト)に生まれ、ウュルツブルクで没した。この地に彼は1479年以前に定住していたものと推定される。1520~21年ウュルツブルク市長の職にあったが、25年農民戦争で農民の側に加担したため、拷問と重禁錮刑に処せられ名誉と財産を失った。最初の修行は故郷の中部ドイツ(エルフルト?)で行われたと推定されるが、のち上部ライン地方およびフランドルの影響を受けている。木彫では『聖なる血の祭壇』(タウバー河畔ローテンブルク、ヤコブ教会)や『マリア祭壇』(クレーグリンゲンのヘルゴッツ教会)にみられる運動感を強調した光と影の取扱いが特徴的である。石彫では『アダムとイブ』(ウュルツブルク)、『ハインリヒ2世夫妻の墓碑』(バンベルク)、『ロレンツ・フォン・ビブラの墓碑』(ウュルツブルク)など個性表現と理想美の追究により新時代を開いた。[野村太郎]

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