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ルキエ Lequier(Lequyer), Joseph Louis Jules

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルキエ
Lequier(Lequyer), Joseph Louis Jules

[生]1814.1.30. カンタン
[没]1862.2.13. サンブリュプレラン
フランスの哲学者。 1834年エコール・ポリテクニクに入学し,C.ルヌービエと親交を結び,彼に影響を及ぼした。学業を終えたのちは故郷で孤独な思索のうちに生涯をおくり,生前は1冊の著書も公刊しなかった。世界に新しい現実を付加する力としての自由を重視し,意識を自己創造の連続とみ,そこにある因果関係は自由によって説明されなければならないと主張して決定論を退け,宗教や道徳上の価値を選択決定に基づくものとした。 46年に神秘体験をもったカトリック教徒の彼は,この思想を神学にも適用,未来に関しては,神の全知の考えに反対して神を絶大なる自己創造者とみた。主著は『第一真理の探求』 Recherche d'une première vérité (1865) 。なお J.グルニエの編集した全集がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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