ルバロア文化(読み)ルバロアぶんか

百科事典マイペディア「ルバロア文化」の解説

ルバロア文化【ルバロアぶんか】

旧石器時代の石器製作技法の一つであるルバロアLevallois技法にちなんで命名された石器文化。ルバロア技法はあらかじめ亀甲状に形を整えておいた石核に,最後に打撃を加えて剥片を得るもの。ムスティエ文化などに見られ,かつてはこの技法に特徴づけられるルバロア文化の存在が考えられたが,現在では各文化にルバロア技法が浸透したものと解釈され,東アフリカでのみこの名称が使われる。
→関連項目アフリカ旧石器

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世界大百科事典 第2版「ルバロア文化」の解説

ルバロアぶんか【ルバロア文化】

旧石器時代の石器製作技法の一つに,パリ近郊のルバロア・ペレLevallois‐Perret遺跡にちなんで名づけられたルバロア技法Levallois techniqueがある。あらかじめ意図する形態の剝片を,たやすくしかも確実に得ることができるように考案された。まず石核の四周を打ちかき,さらにその表面から石片ぎ取っておおよそのかっこうを整え,次いで一端に細かい調整を施して打面とし,最後にそこに強い打撃を加えることによって,ほぼ完成した形態の剝片を石核から剝離する。

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