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レシミャン Leśmian, Bolesław

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レシミャン
Leśmian, Bolesław

[生]1878.1.12. ワルシャワ
[没]1937.11.5. ワルシャワ
ポーランドの詩人。象徴主義を代表する一人。ユダヤ系の家庭に生れロシアのキエフで教育を受けたが,生涯のほとんどは郷里で弁護士として過した。 20世紀のポーランド文学を代表する抒情詩人といわれ,現実世界への詩的な抗議と幻想の世界への逃避のなかに,社会から疎外された人間の苦悩を描いた。代表作『草野』 Łąka (1920) ,"Napój cienisty" (36) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

レシミャン【Bolesław Leśmian】

1877か78‐1937
ポーランドの詩人。本名レスマンLesman。ワルシャワのユダヤ人官吏の家に生まれ,青年期までをキエフで送った。初期にはロシア象徴派の影響も認められるが,汎神論的自然観に立ち,神話,民話に材をとる,方言,新造語を駆使した独自の詩風を確立した。近年になって高い評価を得た。処女詩集《四辻果樹園》(1912),《草原》(1920),《影ある飲物》(1936)などの詩集,文学評論,短編集《ポーランド民間伝承》(1956)などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レシミャン
れしみゃん
Bolesaw Lemian
(1878―1937)

ポーランドの詩人、小説家、随筆家。本名レスマンLesman。ワルシャワの中流ユダヤ知識人の家庭に生まれる。幼少期をウクライナで過ごし、キエフのギムナジウムで法律を学ぶ。1900年前後から詩を発表し始め、一方ワルシャワの芸術劇場の創立者の1人として舞台監督も務めた。ポーランド・モダニズム芸術運動「若きポーランド」の影響を受けながら、独自のスタイルと詩的境地を完成させ、近代ヨーロッパ文学を代表する詩人にあげられる。詩集『分れ道の果樹園』(1912)、『牧場』(1920)、『森の出来事』(1938)、童話風散文『ゴマ伝説』(1913)などがある。[吉上昭三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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