20世紀西洋人名事典 の解説
ヴィクトリヤン サルドゥー
Victorien Sardou
1831 - 1908
フランスの劇作家。
初め医学を志したが文学に転じ、1858年女優ド・ブレクール嬢と結婚してから劇作に専念した。「フィガロの結婚」(1859年)、「金釘流」(1860年)で作家として名声を確立した。以後約40編の喜劇を書き、その大半は風俗劇である。主な作品に「ブノアトン一家」(1865年)、「離婚しよう」(1880年)、「神霊術」(1897年)等がある。軽妙な台詞や感動的場面に手腕を見せ、第二帝政期の代表的劇作家である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報