旺文社世界史事典 三訂版 の解説
ヴィットーリオ=エマヌエーレ(2世)
Vittorio EmanueleⅡ
サルデーニャ王国の国王(在位1849〜61)で,初代のイタリア国王(在位1861〜78)
カルロ=アルベルトの子。カヴールを用いて財政改革をするとともに,クリミア戦争に参戦して英仏に接近しオーストリアと戦ってイタリアの統一につとめた。1861年議会よりイタリア国王の称号を受け,普墺 (ふおう) 戦争・普仏 (ふふつ) 戦争にも参加して統一を完成した。
ヴィットーリオ=エマヌエーレ(3世)
Vittorio Emanuele Ⅲ
イタリア国王(在位1900〜46)
第一次世界大戦で連合軍に参加。ムッソリーニのファシスト党政権の樹立を容認し,実権を失った。第二次世界大戦後に退位し,国民投票によって王政が廃止されたためエジプトに亡命,死去した。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報