一如(読み)イチニョ

デジタル大辞泉 「一如」の意味・読み・例文・類語

いち‐にょ【一如】

仏語唯一絶対の真理真如が異なる現れ方をしながら一つのものであること。
異ならないこと。一体であること。「物心一如

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一如」の意味・読み・例文・類語

いち‐にょ【一如】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。
  2. ( 「一」は不二、「如」は不異 ) 真実で永遠不変である真如のことで、真如の理が唯一絶対で平等であること。
    1. [初出の実例]「一如合理、心莫親疎」(出典三教指帰(797頃)下)
  3. まったく等しくて変わりのないこと。また、ただ一つであること。「物心不二一如」などという。
    1. [初出の実例]「三頭八臂これ時なり、〈略〉いまの十二時に一如なるべし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)有時)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一如」の意味・わかりやすい解説

一如
いちにょ

仏教用語。一は不二の意味で,如は異なることがないという意。一でありながら異なるが,異なるといっても本質的に一であるということで,万有に遍在する根源的な原理である真如 (しんにょ) の説明に用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む