一枚岩(読み)いちまいいわ

精選版 日本国語大辞典 「一枚岩」の意味・読み・例文・類語

いちまい‐いわ ‥いは【一枚岩】

〘名〙
一枚の板のようになった大きな岩。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石一一真中に八畳敷程な一枚岩があって」
② (比喩的に) 組織団体などが、内部分裂や意見の違いなど無く、しっかりとまとまっていること。また、そのもの。
粛清とはなにか(1957)〈平野謙〉「『一枚岩』のように党を守ろうとして」

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デジタル大辞泉 「一枚岩」の意味・読み・例文・類語

いちまい‐いわ〔‐いは〕【一枚岩】

1枚の板のように平らで大きな岩。また、そのように、組織などがしっかりとまとまっていることのたとえ。「一枚岩結束を誇る」
[類語]岩石巨岩岩根磐石奇岩岩壁大石・奇岩怪石・岩肌

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デジタル大辞泉プラス 「一枚岩」の解説

一枚岩

和歌山県東牟婁郡古座川町にある道の駅。国道371号に沿う。国指定の天然記念物「古座川の一枚岩」の対岸にある。

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