七口(読み)ななくち

精選版 日本国語大辞典の解説

なな‐くち【七口】

[一] 古く、京都周辺にあった七か所の街道の出入口のこと。諸説があるが、粟田口(東三条口)・伏見口・鳥羽口丹波口(西七条口)・長坂口(清蔵口)・鞍馬口(出雲路口)・大原口の七つをいうことが多い。
※玉塵抄(1563)六「京の七口から入物を一日の分をまらせうと」
[二] 古く、鎌倉へ入る七つの入口。いずれも坂道や切通しで、名越切通(なごえきりどおし)・朝比奈切通(あさひなきりどおし)・巨福呂坂(こぶくろざか)・亀ケ谷坂(かめがやつざか)・化粧坂(けわいざか)・極楽寺切通・大仏切通の七つ。鎌倉七口(かまくらしちくち)

ななつ‐ぐち【七口】

〘名〙 江戸城大奥の出入口の一つ。奥女中の外出や商家の女房たちの通用口で、夕方七つ時(四時)に閉鎖するところからの称。
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一一(1761)信一「そだちけり・もふまたがせぬ七口(ななツぐチ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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