鞍馬口(読み)クラマグチ

デジタル大辞泉 「鞍馬口」の意味・読み・例文・類語

くらま‐ぐち【鞍馬口】

京都市北区南部の地名賀茂川に架かる出雲路橋の西のあたり。京都七口の一で、岩倉を経て鞍馬に至る。出雲路口。
鞍馬口通り

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精選版 日本国語大辞典 「鞍馬口」の意味・読み・例文・類語

くらま‐ぐち【鞍馬口】

[一] 京都市北区南部の地名。鴨川西岸にあり、出雲路橋、岩倉を経て鞍馬に至る。京都七口の一つ。出雲路口。
[二] 京都市の東西通りの一つ。鴨川西岸から千本北大路に通じる。広くは白川通から西大路通までをいう。

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日本歴史地名大系 「鞍馬口」の解説

鞍馬口
くらまぐち

[現在地名]北区鞍馬口町

賀茂かも川にかかる現出雲路いずもじ橋西の鞍馬口通辺りを称し、出雲路口ともいう。京都から上賀茂かみがもを通り、幡枝はたえだ市原いちはら二瀬にのせ(以上現左京区)を経て鞍馬に至る鞍馬街道(丹波街道)の京都入口にあたるので、この名がある。

中世、鞍馬口には内蔵寮と御厨子所の率分関が置かれていた。内蔵寮領を管領していた山科家の「山科家礼記」長享三年(一四八九)七月六日条に「一、鞍馬口関代官孫左衛門男三十疋持来候也」と記され、同月一〇日条には次の関代官職の請文案がみえ、当時の内蔵寮領鞍馬口率分関の概要を知ることができる。

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