デジタル大辞泉
「万度」の意味・読み・例文・類語
よろず‐たび〔よろづ‐〕【▽万度】
(多く副詞的に用いて)何度も何度も。何回も。たびたび。
「この道の八十隈ごとに―かへりみすれど」〈万・一三一〉
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まん‐ど【万度】
〘名〙
① 一万回。よろずたび。
③ 長い柄
(え)をとりつけてささげ持つ
行灯(あんどん)。
祭礼などに、四角な木のわくに紙を張って
箱形につくり、某社御祭礼などと大書し、その下に
町名、
氏子中・子供中などと書きこれに花などを飾る。古くは棒の先に白幣をつけ、その下に
大神宮の一万度の
御祓箱を結びつけたが、後には大きい傘に短い幕をまわしたものなどもある。万灯
(まんどう)。
※
談義本・虚実馬鹿語(1771)二「万度
(マンド)のはなやか附祭りの祇園ばやし」
よろず‐たび よろづ‥【万度】
〘名〙 (多く副詞的に用いる) 多くの
回数。何回も何回も。たびたび。
※
万葉(8C後)一・
七九「
川隈(かはくま)の
八十隈(やそくま)落ちず 万段
(よろづたび) かへり見しつつ 玉ほこの 道行き暮らし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報