三の間(読み)サンノマ

関連語 蟇目 実例

精選版 日本国語大辞典 「三の間」の意味・読み・例文・類語

さん【三】 の 間(ま)

  1. ( 三番目の間(あいだ)・部屋の意 )
  2. 貴族の邸宅で、次の間につぐ奥向きの部屋。特に、江戸幕府大奥の室の名。多く、奥女中の居室に用いる。
    1. [初出の実例]「さんのまとこそ云ふべかりけれ 蟇目(ひきめ)いる産屋の前の古たたみ〈順覚〉」(出典菟玖波集(1356)雑体)
  3. 和船で、船首から数えて三番目と四番目の船梁で仕切られている部分。〔大和形船製造寸法書(1902)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android