共同通信ニュース用語解説 「三井三池炭じん爆発事故」の解説
三井三池炭じん爆発事故
1963年11月9日午後3時10分過ぎ、旧三井三池炭鉱三川坑の坑内で石炭を運ぶ車両が暴走、摩擦熱や火花が炭じんに引火し、爆発した。458人が死亡したほか、坑内に充満した一酸化炭素で800人以上の中毒患者が出た。石炭から石油へのエネルギー転換に伴う経営合理化の中、十分な安全対策が取られていなかった。患者や家族は73年、損害賠償を求め福岡地裁に提訴。地裁は93年、三井鉱山(当時)に賠償を命じ、その後、判決は確定した。
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