デジタル大辞泉 「三十三所」の意味・読み・例文・類語 さんじゅうさん‐しょ〔サンジフサン‐〕【三十三所】 観世音を安置した33か所の霊場。坂東三十三所・秩父ちちぶ三十三所などあるが、西国さいこく三十三所が最も有名。数は観世音の化身33体に基づく。三十三番。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「三十三所」の意味・読み・例文・類語 さんじゅうさん‐しょサンジフ‥【三十三所】 〘 名詞 〙 ( 「さんじゅうさんじょ」とも ) 観音を安置した三三の巡礼霊場。観世音菩薩を安置する寺堂三三か所の称。三三の数は観音の化身の数三三に擬したもの。はじめ畿内近傍に起こったが、巡礼が盛んになるにつれて次第に各地に生じ、区別のために地方名を冠するに至った。西国、坂東、洛陽、江戸、大坂などにあり、西国三十三所が最も有名で、一般にはこれを指す。三十三箇所。三十三番。三十三番札所。[初出の実例]「三十三所の観音をがみ奉らんとて所々まゐり侍りける時」(出典:千載和歌集(1187)釈教・一二一一・詞書) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例