三台(読み)サンタイ

デジタル大辞泉 「三台」の意味・読み・例文・類語

さん‐たい【三台】

三台星」の略。
1になぞらえて》太政大臣左大臣右大臣の称。三公
「仏神三宝をも敬はず、―五門所領をも渡さず」〈太平記・二三〉

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精選版 日本国語大辞典 「三台」の意味・読み・例文・類語

さん‐たい【三台】

  1. [ 1 ]さんたいせい(三台星)」の略。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( [ 一 ]になぞらえていう ) 太政大臣・左大臣・右大臣の称。太政大臣は常置でないため、左右の大臣と内大臣をさすこともある。三公。三台槐門
    1. [初出の実例]「魏宮名顕はる三台の月 燕夢子伝ふ万代の風〈大江以言〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)上)
    2. 「重盛いやしくも九卿に列して三台にのぼる」(出典:平家物語(13C前)三)
    3. [その他の文献]〔後漢書注‐劉元伝〕

さんだい【三台】

  1. さんだいえん(三台塩)」の略。
    1. [初出の実例]「三台塩。〈さむだいといふべし〉序ありけれどもたえたり」(出典:龍鳴抄(1133)下)

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普及版 字通 「三台」の読み・字形・画数・意味

【三台】さんだい

三公。

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