三塔の僉議(読み)サントウノセンギ

デジタル大辞泉 「三塔の僉議」の意味・読み・例文・類語

さんとう‐の‐せんぎ〔サンタフ‐〕【三塔の×僉議】

比叡山三塔僧徒一山一大事に際し、東塔大講堂広庭に集まって評議すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三塔の僉議」の意味・読み・例文・類語

さんとう【三塔】 の 僉議(せんぎ)

比叡山延暦寺の僧徒全員が、寺の大事に際して、大講堂の庭前に集合して、一山の方針を評議したこと。三塔会合。
源平盛衰記(14C前)四「三塔(タウ)僉議(センぎ)と申す事は、大講堂の庭に、三千人衆徒会合して、〈略〉訴訟の趣きを僉議仕るるに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android