三夜(読み)サンヤ

デジタル大辞泉 「三夜」の意味・読み・例文・類語

さん‐や【三夜】

1 月の第3日の夜。また、その夜の月。三日月。
2 子供が生まれて3日目の夜の産養うぶやしないの祝い。
3 新婚3日目の夜の祝い。古く、新郎新婦が祝いの餅を食う風習があった。

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精選版 日本国語大辞典 「三夜」の意味・読み・例文・類語

さん‐や【三夜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 月の第三日目の夜。
    1. [初出の実例]「おいらが傾なぞは三夜(サンヤ)の三ケ月様だそうで」(出典:洒落本・売花新駅(1777)閨中并にきぬぎぬ)
  3. ② 三日月をいう。
    1. [初出の実例]「様(さま)はさんやで々ござる、せめて一夜は有明に」(出典:歌謡・山家鳥虫歌(1772)上・山城)
  4. ③ 誕生してから三日目の産養(うぶやしない)。
    1. [初出の実例]「未申刻許退出了、今夜三夜也、秉燭之後参宮」(出典:帥記‐永保元年(1081)四月一九日)
  5. ④ 新婚三日目の夜。古く、この夜には新郎新婦が祝餠を食べるのが儀礼であった。
    1. [初出の実例]「三夜の餠(もちゐ)もやがてかの大納言沙汰し申さる」(出典:増鏡(1368‐76頃)一一)

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世界大百科事典(旧版)内の三夜の言及

【七夜】より

…さらに七夜にカオミとかコヤミマイなどといって,麩とかかんぴょうなどを持って産見舞をする例もある。宮中や公卿の古記録によると,産養(うぶやしない)といって,出生の当日を初夜,3日目を三夜,5日目を五夜,7日目を七夜,9日目を九夜として饗饌(きようせん)を設け,生児の成長を祝ったが,のちには七夜のみを祝うようになった。また鳴弦(めいげん)の儀といって,弓の弦を鳴らしてもののけをはらう儀式が行われた。…

※「三夜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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