デジタル大辞泉
「山家鳥虫歌」の意味・読み・例文・類語
さんかちょうちゅうか〔サンカテウチユウカ〕【山家鳥虫歌】
江戸時代の民謡集。2巻。天中原長常南山編。明和9年(1772)刊。全国68か国の民謡約400首を集め、国別にまとめたもの。やまがとりむしうた。
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さんかちょうちゅうかサンカテウチュウカ【山家鳥虫歌】
- 歌謡集。二冊。編者は天中原長常南山。明和九年(一七七二)刊。各国別に分類された民謡・俗謡集。大部分は近世民謡の定型七七七五詩形をとる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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山家鳥虫歌 (さんかちょうちゅうか)
歌謡書。上下2巻2冊。天中原長常南山編。《享保以後大坂出版書籍目録》に〈作者中野得信(河州大井村)〉とあるが,伝記不詳。1772年(安永1)刊。書名は《古今集》序を踏まえた巻頭の序文による。柳亭種彦旧蔵の写本(所在不明)には標題に《諸国盆踊唱歌》とあり,本書を寛文(1661-73)のころ後水尾天皇が諸国に勅して集めた盆踊唱歌の集とするが,明らかでない。日本全土68ヵ国の農村生活を中心とする民謡の集録で,歌数は重複したものをも数えて398首。各国別に代表的な歌詞を掲げ,それに各国風の伝説や,新《人国記》に基づく人情,風俗の短評を付記してあるのが特色である。
執筆者:浅野 建二
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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山家鳥虫歌
さんかちょうちゅうか
江戸時代中期の民謡集。上下2冊。上巻には 210首の五畿,東海,東山道地方の民謡が収められ,下巻はそれ以外の地方の民謡 184首を収載している。明和8 (1771) 年の序をもつところから,江戸時代中期あたりまでの諸国の歌が集められたものであろう。当初は,後水尾院の勅旨によって全国の盆踊り歌が集められたという柳亭種彦の添えた序文が信じられていたが,もちろん当時の民謡が勅旨によって収集されることなどはありえない。詞型もおおむね「七・七・七・五」型で近世調であり,踊り歌のほかに,祝賀歌や種々の労作歌が混入していると考えられる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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山家鳥虫歌【さんかちょうちゅうか】
江戸時代の歌謡集。2巻。1772年刊。天中原長常南山(伝不詳)編。明和年間に流行した全国68ヵ国の農村歌謡398首を集めたもの。盆踊歌をはじめ,田植歌,草取歌,米搗(こめつき)歌,茶摘歌,木樵(きこり)歌その他を収め,当時の農村生活を伝える近世歌謡資料として貴重。別に《諸国盆踊唱歌》と題して柳亭種彦により刊行された同じ内容の書もある。
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世界大百科事典(旧版)内の山家鳥虫歌の言及
【日本音楽】より
…この期の民謡の歌詞は,都会地流行の歌謡とともに,《[糸竹初心集]》《[淋敷座之慰](さびしきざのなぐさみ)》《[大ぬさ]》《[松の葉]》などに収められ,《大ぬさ》《糸竹初心集》には楽譜も記されている。しかし,純粋な民謡を集めたものとしては,《[山家鳥虫歌]》《[鄙迺一曲](ひなのひとふし)》,鹿持雅澄(かもちまさずみ)編の《巷謡編》(1835)などが有名である。いずれにしても近世では,三味線や尺八を伴奏とする民謡が多くなったことと,それらの楽器の影響を受けて民謡が音楽的に変化したこと,7・7・7・5調の歌詞が多くなったことなどが注目される。…
※「山家鳥虫歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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