三好元長(読み)みよし もとなが

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三好元長」の解説

三好元長 みよし-もとなが

1501-1532 戦国時代の武将
文亀(ぶんき)元年生まれ。三好之長(ゆきなが)の孫。阿波(あわ)(徳島県)の国人。大永(たいえい)6年(1526)細川晴元を補佐して挙兵。翌7年管領細川高国を京都から追い,足利義維(よしつな)をたてて和泉(いずみ)(大阪府)堺に公方府をひらいた。享禄(きょうろく)4年再起をはかった高国をほろぼすが,忠誠心をうたがう晴元の策謀により本願寺一揆(いっき)軍に包囲され,同5年6月20日堺で自害。32歳。名はのち長基(ながもと)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三好元長の言及

【三好氏】より

…室町時代の武家。清和源氏の分流武田氏から分かれた小笠原氏の末流。承久の乱後,阿波守護となった小笠原長清は甲斐から阿波麻殖(おえ)保に移り,その10代後の義長のとき三好郡芝生(しぼう)(現,徳島県三野町)に住み,初めて三好氏を称した。応仁の乱ころには阿波屈指の国人に成長し,守護細川成之の被官として三好,美馬,板野3郡を支配,1506年(永正3)細川政元の猶子澄元の側近として上洛した三好之長(ゆきなが)は,やがて摂津守護代となり,澄元没落後はしばしば再起を企てたが20年刑死した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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