三箇の津(読み)サンガノツ

デジタル大辞泉 「三箇の津」の意味・読み・例文・類語

さんが‐の‐つ【三箇の津】

薩摩さつま鹿児島県)の坊津筑前福岡県)の博多津伊勢三重県)の安濃津三津さんしん

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精選版 日本国語大辞典 「三箇の津」の意味・読み・例文・類語

さんが【三箇】 の 津(つ)

  1. 昔、筑前の博多津、薩摩の坊津、伊勢の安濃津の総称。安濃津に代えて和泉の堺津をいうこともある。
    1. [初出の実例]「三箇の津といふも坊の津、博多の津、安濃の津をいふ」(出典:和訓栞(1777‐1862))
  2. 江戸時代の京、大坂、江戸の三都。さんがつ。
    1. [初出の実例]「人のすみかも三ケ(さんガ)の津に極まれり」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)六)
  3. 京、大坂、堺の総称。
    1. [初出の実例]「世俗、京・大坂・堺を指て、三箇の津と称す」(出典:摂陽群談(1701)六)

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とっさの日本語便利帳 「三箇の津」の解説

三箇の津

中世の三大港。▽薩摩坊津(ぼうのつ)、筑前博多津(はかたのつ)、伊勢安濃津(あのつ)

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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