上城跡(読み)うわいぐすくあと

日本歴史地名大系 「上城跡」の解説

上城跡
うわいぐすくあと

[現在地名]与論町麦屋 東区

グスク跡。与論島の南西赤崎あーさき海岸方向へなだらかに下る、東西に延びる細長い台地の先端にあり、隆起珊瑚礁が露呈している。標高二五メートルを最高地点とする。伝承によれば、当城は按司(アジ)居城であったが、世之主の与論城の石垣構築の際、当城石塁の珊瑚礫を移して使用したという。与論城が築かれたのは永楽三年(一四〇五)と伝えるので、この年に廃されたことになる。当城は南北五〇メートル・東西一五〇メートルで、東端のいちばん高い所は聖地といわれ、樹木が茂っていた。南側は隆起珊瑚礁の基盤層を使用した崖になっており、西側・北側は周辺地域との区画が明瞭でない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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