上宮天満宮(読み)じようぐうてんまんぐう

日本歴史地名大系 「上宮天満宮」の解説

上宮天満宮
じようぐうてんまんぐう

[現在地名]高槻市天神町一丁目

西国街道北方の天神てんじん(通称日神山)に鎮座する。祭神は菅原道真・武日照命野見宿禰。旧郷社。当社の坂口に横穴式石室をもつ宿禰塚すくねづか古墳があり、式内社野見のみ神社(祭神野見宿禰)が鎮座する。南東方の境内飛地には昼神車塚ひるがみくるまづか古墳(前方後円墳)があり、当社北方山上には中将塚ちゆうじようづか古墳(同上)がある。社伝では、正暦四年(九九三)五月に勅使菅原為理が太宰府の菅原道真廟に正一位左大臣を遺贈しての帰途、霊代と自筆画像を奉じて高槻の領主近藤忠範宅に宿泊したが、折から神輿が動かなくなった。為理は、これは山上に菅原氏の祖廟があるためであろうと考えて社殿を造り、道真の霊を祀ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「上宮天満宮」の解説

上宮天満宮

大阪府高槻市にある神社。創祀は993年。祭神は菅原道真命、武日照命、野見宿禰命(のみのすくねのみこと)。

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