上浜田町(読み)かみはまだまち

日本歴史地名大系 「上浜田町」の解説

上浜田町
かみはまだまち

[現在地名]大津市本丸町ほんまるちよう

大須賀おおすが町の南に位置し、北端は中大手門通、東裏は外堀。膳所村域に町割が行われた両側町。元禄一五年(一七〇二)の膳所総絵図(中村家蔵)なか町とみえ、東海道筋の町並は六六間余、家数二六。幕末膳所城下図に下浜田町とあるのは上浜田町の誤りとみられる。同城下図によれば、西方小姓しようしよう町・坊主ぼうず町・大工だいく町と続き、坊主町の北に膳所大明神、その西に塩硝蔵がある。さらにその西方、相模さがみ川沿いに河原と記す。膳所大明神は現膳所神社で、初めは大梵天王とよばれていたが、寛文三年(一六六三)に京都吉田家から正一位を与えられ、膳所大明神社と改め、明治に膳所神社と改称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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