上船(読み)ジョウセン

デジタル大辞泉 「上船」の意味・読み・例文・類語

じょう‐せん〔ジヤウ‐〕【上船】

[名](スル)
船に乗ること。乗船。⇔下船
船から岸へあがること。
身共はここより―いたす。かしこの岸に船よせさうらへ」〈滑・七偏人・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「上船」の意味・読み・例文・類語

のぼり‐ぶね【上船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 川下から川上へ航行する船。
    1. [初出の実例]「のぼり舟こち吹く風を過すとてせをうしまどになげきてぞふる」(出典:曾丹集(11C初か))
  3. 地方から大坂兵庫などの上方(かみがた)へ向けて航海する船。
    1. [初出の実例]「磯に寄せたる登(ノボリ)船すはや是かと渚に下(お)り立」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)四)

じょう‐せんジャウ‥【上船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 船に乗ること。乗船。
    1. [初出の実例]「女学生四名も皆上船し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐飲中八仙歌〕
  3. 船から岸へあがること。上陸
    1. [初出の実例]「身共はここより上船いたす」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)二)

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普及版 字通 「上船」の読み・字形・画数・意味

【上船】じようせん

乗船。

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