20世紀日本人名事典 「上里春生」の解説 上里 春生ウエサト ハルオ 大正・昭和期の社会運動家,詩人,劇作家 生年明治30(1897)年 没年昭和14(1939)年6月2日 出身地沖縄県伊江村(伊江島) 別名幼名=春助 学歴〔年〕沖縄県立農林学校中退 経歴上京して三木露風に師事、詩、戯曲など創作を続けた。大正12年の関東大震災で大阪に移り、共産主義研究グループ・赤琉会に参加。昭和6年沖縄に帰り、大宜味村村政革新同盟を結成、革新運動を指導、検挙十数回、治安維持法違反で2年間服役した。10年サイパン島に渡り、「南洋朝日新聞」主筆となり新聞記者生活を送った。著書に「江戸書籍商史」、戯曲「琉球飢ゆ」「ジンギスカン物語」などがある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上里春生」の解説 上里春生 うえざと-はるお 1897-1938 大正-昭和時代前期の詩人,社会運動家。明治30年生まれ。沖縄県立農学校を中退して上京,三木露風にまなび,詩を発表。のち大阪で労働運動にかかわり,郷里の沖縄県にかえって大宜味(おおぎみ)村政革新運動を指導。昭和10年「南洋朝日新聞」主筆にまねかれてサイパン島にわたり,13年客死。42歳。著作に「江戸書籍商史」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by