伊江島(読み)いえじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

沖縄県沖縄島西部の本部半島の西約 5kmにある。1島で伊江村を構成する。隆起サンゴ礁島で楕円形をなし,全島平坦な石灰岩台地。中央東寄りに古生層チャートからなる標高 172mの伊江タッチュー(別称城山ぐすくやま〉)がそびえ,遠望では巨大な艦船が浮かぶ姿のように見える。北海岸には 60mあまりの絶壁があり,南側は緩傾斜。南面傾斜地が村の中心地。第2次世界大戦の際は飛行場があり,激戦地であった。タバコ,キク栽培のほか,肉牛飼育などが行なわれる。面積 22.77km2人口 5110(2005)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

沖縄本島北西約9キロに位置する。周囲約22キロで、人口約5千人。45年の沖縄戦では、日本軍の飛行場などの軍事拠点があったために激戦地となり、軍人民間人合わせて約3500人が死亡した。北西部には、島面積の約35%を占める米海兵隊の補助飛行場がある。

(2008-08-12 朝日新聞 夕刊 2社会)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

百科事典マイペディアの解説

沖縄島北部本部半島の北西10kmに浮かぶ島。島全体が国頭郡伊江村に属する。面積22.76km2,東西に細長い形状をなす。農業を主に行ない,葉巻,タバコなどを産する。島の中央東寄りに,航海の目標で〈伊江島タッチュー〉とも呼ばれる城山(標高172m)がある。南岸に港湾施設があり,対岸本部町との間にフェリー航路が通じる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

沖縄県,沖縄島(本島)北部,本部(もとぶ半島の北西10kmにある島。1島で国頭(くにがみ)郡伊江村をなす。人口5131(1995)。面積約23km2,東西8.4km,南北3kmの細長い島。琉球石灰岩で被覆される。島の主要部は高度50m以下の石灰岩台地で,南側に緩傾斜するため北側の海岸は断崖絶壁をなし,一大奇観を呈する。南側の海岸は砂丘も見られ,港湾の施設があって対岸の本島の本部町との間に定期のフェリー船が通じ,観光客が多い。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

沖縄県北西部、沖縄諸島の島。南東は伊江水道を隔てて沖縄島の本部半島。中央部に「伊江島タッチュー」と呼ばれる城山ぐすくやまがある。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

沖縄県国頭(くにがみ)郡伊江村の島。沖縄本島、本部半島(もとぶはんとう)の北西9キロメートルに位置する。面積22.77平方キロメートル。最高点172メートルの城(ぐすく)山(立塔(たっちゅう))が古生層チャートからなる残丘のほかは、琉球(りゅうきゅう)石灰岩から構成される海岸段丘の地形が主体をなす。全体に低平な台地状の島である。人口4935(2009)。[目崎茂和]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

沖縄県、沖縄本島の本部(もとぶ)半島西方海上にある島。沖縄戦の激戦地。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

児童相談所

子供の福祉に関する相談に応じ,援助などを行なう行政機関。児相と略称される。児童福祉法に基づき,都道府県と政令指定都市に設置が義務づけられている。運営は厚生労働省の局長通知,児童相談所運営指針にそって行...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

伊江島の関連情報