上野平村
うえのたいらむら
[現在地名]下部町上之平
下部村の西、醍醐山(六三四・八メートル)の南東斜面と常葉川下流域の河岸段丘上および沖積地に立地する。集落は同川右岸段丘上の平坦地にある。地内で常葉川に下部川が合流する。常葉川左岸には鉱泉の湯沢の湯がある。段丘上に縄文時代の宮前遺跡がある。慶長古高帳に上野平とみえ高一〇石余、幕府領。宝暦六年(一七五六)版三郡村高帳では高九〇石余。
上野平村
うえのたいらむら
[現在地名]森町三倉
中村の北東、南西流する三倉川上流の支流矢倉沢川の西岸にある。西方を南流してきた地獄沢が合流する。東に菰張山がある。豊田郡に属し、三倉郷一四ヵ村の一。正保郷帳には周知郡として村名がみえ、永九貫五六八文、幕府領。元禄郷帳では豊田郡に属し、高一〇一石余。旧高旧領取調帳では幕府領九八石余のほか、八幡宮除地二斗余・熊野社除地四斗余・山之神除地四斗余・神明除地三斗余・地之神社除地一斗余・常光寺除地一石余・中村鷲嶺寺除地五斗余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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