日本歴史地名大系 「下中込村」の解説 下中込村しもなかごみむら 長野県:佐久市中込地区下中込村[現在地名]佐久市大字中込千曲川の右岸に開け、佐久甲州道中(現国道一四一号)は村をほぼ南北に走り、北に岩村田(いわむらだ)町、南に千曲川を渡って野沢(のざわ)村に接する。北から杉木(すぎのき)・石神(いしがみ)・権現堂(ごんげんどう)・前林(まえばやし)・三石(みついし)・三家(みつや)・佐太夫町(さだゆうまち)・橋場(はしば)・横町(よこまち)・中込新町(なかごみしんまち)・水上町(みずかみちよう)の集落がある。東方上野国境に源を発してほぼ西流する滑津(なめづ)川を越えて北部の台地に登れば中込原の集落がある。石神・権現堂・三石・前林・三家は古くからの集落で、農村地帯である。中込原の台地一面に中込原遺跡があり、縄文中期の土器・石器、弥生後期の土器片・土師器・須恵器の破片が出土。中込原の南縁に大塚(おおつか)古墳があり、須恵器と刀一振が出土している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by