下南村(読み)しもなむら

日本歴史地名大系 「下南村」の解説

下南村
しもなむら

[現在地名]蒲生町合戸ごうど

横山よこやま町の南東佐久良さくら川右岸の平地に位置し、南辺を日野川が北西流する。板井いたい(現板井神社)境内には板井の清水とよばれる湧水があり、また白鳥しらとり川へ続く羽田はねだ井の井壺もここにある。江戸時代初頭は幕府領、延宝八年(一六八〇)から宝永二年(一七〇五)まで甲斐甲府藩領、正徳元年(一七一一)から宝暦六年(一七五六)まで美濃加納藩領、天明二年(一七八二)から旗本岡部領であったと思われる。


下南村
しもみなみむら

[現在地名]三木市細川町中里ほそかわちようなかざと

荻谷おぎたに村の南東、小川おがわ川の中流域に位置する。慶長国絵図には荻谷村の南東に南畑・北畑が並んで記される。正保郷帳では南畑村のみが記載されており、高は田方二八九石余・畑方四八石余。元禄郷帳に載る下南・上南の両村に「古ハ南畑村」と注記され、両村の高を合計すると正保郷帳の南畑村の高に一致する。このことから正保郷帳の南畑村は元禄郷帳の下南・上南の両村を含み、慶長国絵図の南畑が下南村、北畑が上南村に相当する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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