下意上達(読み)カイジョウタツ

デジタル大辞泉 「下意上達」の意味・読み・例文・類語

かい‐じょうたつ〔‐ジヤウタツ〕【下意上達】

下の者の気持ちや意見上位にある人に届くこと。⇔上意下達じょういかたつ

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精選版 日本国語大辞典 「下意上達」の意味・読み・例文・類語

かい‐じょうたつ‥ジャウタツ【下意上達】

  1. 〘 名詞 〙 下の人の気持が上の人に達すること。⇔上意下達(じょういかたつ)
    1. [初出の実例]「『下意上達』は民主主義だからいかんといったたぐゐで、〈略〉今後は下意上達の代りに下情上通といふ文字を使ふことになったといふ」(出典:文化と政治(1941)〈津久井龍雄〉文化について)

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四字熟語を知る辞典 「下意上達」の解説

下意上達

下の人の気持ちが上の人に達すること。

[使用例] 分会というのは協和会の末端組織であり、この村並びに周辺の屯子の全住民会員とし、上意下達、下意上達、もって各位をして建国の大業に参加せしめるものである[長谷川四郎*可小農園主人|1953]

[使用例] いわゆる上意下達・下意上達、千人一体となって一糸乱れぬ仕事ぶりのもとに、この一大作業を完了せしめるよう切望する次第であります[吉村昭戦艦武蔵|1966]

[解説] 「下意」はしもじもの人の感情、または意思。一般大衆の意見や考え。

[対義] 上意下達

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