下津具北方村(読み)しもつぐきたかたむら

日本歴史地名大系 「下津具北方村」の解説

下津具北方村
しもつぐきたかたむら

[現在地名]津具村下津具

津具川の南北両岸に広がる村。北は上津具町方かみつぐまちかた村。寛永七年(一六三〇)検地南方・北方の二村となっており、北方分高七一石余を検出(北設楽郡史)。しかし、村域は南方の田畑・百姓家が入混り、南方・北方との境域は判然としないのが特色である。津具川北岸にある標高九六八メートルの白鳥しろとり山は、元禄五年(一六九二)の津具山方村反高別差出帳(上津具区有)に御林として記されている。口碑によると御林となる以前は、当村の大戸弥兵衛なる豪農の経営にかかるという。寛永一八年の検地帳には弥兵衛の名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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