下等植物(読み)カトウショクブツ(その他表記)lower plants

デジタル大辞泉 「下等植物」の意味・読み・例文・類語

かとう‐しょくぶつ【下等植物】

構造が簡単で、器官分化があまり発達していない植物のこと。菌類地衣類藻類など。⇔高等植物

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関連語 西田 名詞

精選版 日本国語大辞典 「下等植物」の意味・読み・例文・類語

かとう‐しょくぶつ【下等植物】

  1. 〘 名詞 〙 維管束(いかんそく)の発達がみられない植物の総称で、シダ植物を除く陰花植物全体にあたる。コケ植物、藻類、菌類、地衣類などが含まれる。〔生物学語彙(1884)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「下等植物」の意味・わかりやすい解説

下等植物 (かとうしょくぶつ)
lower plants

高等植物の対語。厳密な定義があるわけではないが,一般にはコケ,藻,菌など維管束をもたない植物の総称で,いわば無管束植物と同義語である。ときには隠花植物または胞子植物同義に用いられる。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「下等植物」の意味・わかりやすい解説

下等植物
かとうしょくぶつ

高等植物に対する語で、植物の進化順位下方と考えられる植物、すなわち維管束をもたず、簡単な体制で、花をつけないコケ植物、藻類、地衣類をさす。

[杉山明子]

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