デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「下見吉十郎」の解説 下見吉十郎 あさみ-きちじゅうろう 1673-1755 江戸時代中期の農民。延宝元年生まれ。伊予(いよ)大三島瀬戸村(愛媛県上浦町)の人。正徳(しょうとく)元年(1711)薩摩(さつま)(鹿児島県)伊集院村から藩外持ち出し禁止のサツマイモをひそかに故郷にもちかえる。これが瀬戸内全域にひろまり,救荒作物となる。宝暦5年8月1日死去。83歳。吉十郎の徳をしのぶ人々の手で甘藷(いも)地蔵が島々にたてられた。 下見吉十郎 したみ-きちじゅうろう ⇒あさみ-きちじゅうろう 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例