下金(読み)シタガネ

デジタル大辞泉 「下金」の意味・読み・例文・類語

した‐がね【下金】

細工材料として使う金属地金じがね
使い古しの金属。古金ふるがね

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下金」の意味・読み・例文・類語

した‐がね【下金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 製品下地(したじ)に用いる金属、金銀などの地金(じがね)
  3. 使いふるした金属。ふるかね。
  4. 物を買うためとか、事業を興したりするための準備金もとで。
    1. [初出の実例]「姿鏡を調る下金に濡仏を書入」(出典:洒落本・禁現大福帳(1755)四)

さがり‐がね【下金】

  1. 〘 名詞 〙 物品を購入して、まだ代金を支払わないこと。また、その未払金。さがり。さがりぜに。
    1. [初出の実例]「三十貫目の燈油を買、すぐにかうのいけ屋の蔵へ質に入、右の三貫匁をさがり銀に相そへ置ける」(出典:浮世草子・子孫大黒柱(1709)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android