不取正覚(読み)フシュショウガク

デジタル大辞泉 「不取正覚」の意味・読み・例文・類語

ふしゅ‐しょうがく〔‐シヤウガク〕【不取正覚】

仏語阿弥陀仏がまだ法蔵比丘びくであった昔に、一切衆生を救うために四十八願を立て、願が成就しなければ自分は仏とはならないと誓った、その結びの言葉

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精選版 日本国語大辞典 「不取正覚」の意味・読み・例文・類語

ふしゅ‐しょうがく‥シャウガク【不取正覚】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。無量寿経に説かれる阿彌陀仏の四十八願の各願文の結びの一句。阿彌陀仏がまだ法蔵比丘と名のる修行者であった時、衆生済度の願をたて、それが実現しないかぎり、自分は悟りを得るわけにはいかないと誓ったもの。
    1. [初出の実例]「不取正覚は仏にならじとちかひたまへる」(出典:尊号真像銘文(1255)本)
    2. [その他の文献]〔無量寿経‐上〕

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