日本歴史地名大系 「中原遺跡」の解説 中原遺跡なかはらいせき 鹿児島県:曾於郡志布志町安楽村中原遺跡[現在地名]志布志町安楽 中原市街地北部に広がるシラス台地の縁辺部、小さな谷の谷頭部分に位置し、標高約四九メートル。縄文時代後期を中心とする遺跡で、昭和五九年(一九八四)に発掘調査が行われた。表土の直下に遺物包含層が堆積して、その厚さは一・五―二メートルにも及び、その下は基盤層のシラスとなっている。遺構は検出されておらず、遺物は谷の傾斜面に向かって投棄され、それらが堆積したものである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by