中原遺跡(読み)なかはらいせき

日本歴史地名大系 「中原遺跡」の解説

中原遺跡
なかはらいせき

[現在地名]志布志町安楽 中原

市街地北部に広がるシラス台地の縁辺部、小さな谷の谷頭部分に位置し、標高約四九メートル。縄文時代後期を中心とする遺跡で、昭和五九年(一九八四)に発掘調査が行われた。表土直下遺物包含層が堆積して、その厚さは一・五―二メートルにも及び、その下は基盤層のシラスとなっている。遺構は検出されておらず、遺物は谷の傾斜面に向かって投棄され、それらが堆積したものである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

知恵蔵 「中原遺跡」の解説

中原遺跡

海防のため古代九州に配備された兵士防人(さきもり)」に関連するとみられる「戍(じゅ)人」と墨書された木簡が2005年5月に初めて見つかった佐賀県唐津市の遺跡。年号を記した木簡もあり、8世紀後半(奈良〜平安時代)のものという。

(天野幸弘 朝日新聞記者 / 今井邦彦 朝日新聞記者 / 2007年)

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