中間者(読み)ちゅうかんしゃ(英語表記)to metaxu; intermediary

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中間者
ちゅうかんしゃ
to metaxu; intermediary

プラトンの哲学において2つの存在者の間にあって,両者の仲立ちをなすと考えられている存在者。少くとも3つある。その第1は形相 eidēと感覚的個物 aisthētaの間にあるもの。形相に似て不滅不変であるが形相と異なって2つ以上あり,数学的,幾何学的対象が例としてあげられている。第2にはエロスの神。エロスは愛美者,愛知者として善悪,美醜の中間に立つ。第3は霊魂 psychēで人間を地上的存在から天上的存在へと飛翔させる能力を有する。その他認識論的意味では知と無知あるいは知と思惑 (ドクサ) の中間者としての正しい思惑がある。中間者の考えは新プラトン主義などを通して,キリスト教のロゴス・キリスト観,天使観などに影響した。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ちゅうかん‐しゃ【中間者】

〘名〙 二つの物事の中間に立つ者。
※江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七「旧幕時代に〈略〉町人と役人との中間者(チウカンシャ)を住はせ置いた」

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