丹前節(読み)タンゼンブシ

デジタル大辞泉 「丹前節」の意味・読み・例文・類語

たんぜん‐ぶし【丹前節】

江戸前期、承応寛文(1652~1673)のころ、江戸の遊里で流行した歌謡丹前風呂湯女ゆな吉野が始めたものという。

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精選版 日本国語大辞典 「丹前節」の意味・読み・例文・類語

たんぜん‐ぶし【丹前節】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、寛文(一六六一‐七三)の頃、江戸で流行した小唄節の一つ丹前風呂の湯女(ゆな)吉野が、芝がき節の唱歌に湯女勝山のことを作り入れ、唄い始めたものという。丹前。
    1. [初出の実例]「此頃はたんぜんぶしを、道中にも謡ひつれて」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)三)

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