丹前節(読み)タンゼンブシ

精選版 日本国語大辞典 「丹前節」の意味・読み・例文・類語

たんぜん‐ぶし【丹前節】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、寛文(一六六一‐七三)の頃、江戸で流行した小唄節の一つ丹前風呂の湯女(ゆな)吉野が、芝がき節の唱歌に湯女勝山のことを作り入れ、唄い始めたものという。丹前。
    1. [初出の実例]「此頃はたんぜんぶしを、道中にも謡ひつれて」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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