丹殻(読み)タンガラ

デジタル大辞泉 「丹殻」の意味・読み・例文・類語

たん‐がら【丹殻】

オヒルギ別名
オヒルギの樹皮からとる染料。樹皮を煎じた汁に布帛を浸し、絞って石灰水に通すと赤茶色に染まる。紅樹皮。

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精選版 日本国語大辞典 「丹殻」の意味・読み・例文・類語

たん‐がら【丹殻・丹柄】

  1. 〘 名詞 〙 ヒルギ類の樹皮を乾燥したもの。その煎汁は魚網・布の染色に用い、防腐効果がある。また、ヒルギ類のうちのオヒルギの異名に当てる。
    1. [初出の実例]「たんがら」(出典:御当家令条‐一六・異国船入津留物覚・寛文八年(1668)三月八日)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「丹殻」の解説

丹殻 (タンガラ)

植物ヒルギ科の常緑高木。オヒルギの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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