神奈川県足柄上(あしがらかみ)郡山北町(やまきたまち)にある人造湖。1978年(昭和53)酒匂(さかわ)川の支流河内(かわうち)川の上流の三保ダム(みほだむ)が竣工(しゅんこう)してできたダム湖。面積2.18平方キロメートル。総貯水量6490万立方メートル。三保ダムは堤高95メートル、長さ587メートルのロックフィルダム。この水は神奈川県域に広く都市用水、工業用水を供給する。河内川はもと、中川・玄倉(くろくら)・世附(よづく)川の三支流が中央の落合(おちあい)で合流して南下していたが、丹沢湖は三支流の流路のままに湛水(たんすい)したので、湖岸の県道、林道は屈曲に富み、橋(57)、洞門(トンネル11)の近代的景観が加えられている。一帯は丹沢大山国定公園域に含まれる。湖の周辺には丹沢湖記念館や水没集落の復原民家が設けられ、北辺には武田信玄(しんげん)の隠し湯で知られる中川温泉が湧(わ)く。京浜巨大都市群から2時間弱の交通の便に恵まれる。JR御殿場(ごてんば)線谷峨駅、または小田急線新松田駅からバスが通じる。
[浅香幸雄]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
…こうした洪水の防止と,急激な人口増と産業経済の伸展にともなって急速に増大する県東部の水需要に対応するため,酒匂川総合開発事業が実施された。これにより支流の河内川に上水の確保と洪水調節,発電などを目的とするロックフィル式の三保ダム(堤高95m,1978完成)がつくられ,丹沢湖が誕生した。また,下流の小田原市飯泉に取水堰が設けられ,小田原市のほか,横浜,川崎,横須賀の各市にも水道用水を供給している。…
※「丹沢湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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