久米島県立自然公園(読み)くめじまけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「久米島県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

久米島県立自然公園
くめじまけんりつしぜんこうえん

沖縄県那覇市の西方約 100kmの海上に浮ぶ久米島と,その周辺海域から成る自然公園。久米島町に属す。面積 115.77km2 (内陸域は 59.41km2) 。 1983年指定。 92年計画変更告示。久米島の東方洋上には釣鐘状に突出したサンゴ礁が,島の西側には堡礁が発達し,奥武島の珍しい畳石の景観を含め南方海洋地域独特の自然美に恵まれる。また,自然林内の渓流には県の天然記念物であるキクザトサワヘビが生息する。琉球王朝時代,中国大陸との交易の中継地として栄えたことから,具志川城跡 (史跡) などの歴史的,文化的遺産も残っている。

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