久蔵(読み)きゅうぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久蔵」の解説

久蔵 きゅうぞう

1787-1853 江戸時代後期の漂流民。
天明7年生まれ。摂津御影村(兵庫県)の歓喜丸乗組員。文化7年紀州沖で遭難し,翌年カムチャツカに漂着凍傷のためオホーツクで片足切断手術をうける。10年種痘苗をたずさえて箱館に帰着。「魯斉亜国(ロシアこく)漂流聞書」は体験談の口述嘉永(かえい)6年6月28日死去。67歳。安芸(あき)(広島県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む