オホーツク(読み)おほーつく(英語表記)Охотск/Ohotsk

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オホーツク」の意味・わかりやすい解説

オホーツク
おほーつく
Охотск/Ohotsk

ロシア連邦東部、ハバロフスク地方の町。オホーツク海北西岸の漁港。人口約1万。漁業コンビナート、船舶修理工場がある。極東におけるロシアのもっとも古い植民地の一つで、1647年に冬営地ができ、そこに1649年にコソイ小柵(しょうさく)(砦(とりで))が建設された。19世紀なかばまでロシアの太平洋岸の主要港で、カムチャツカ千島、日本、アラスカなどへの探検隊の基地となった。

[三上正利]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オホーツク」の意味・わかりやすい解説

オホーツク
Okhotsk

ロシア東部,ハバロフスク地方の町。オホーツク海北岸,クフトゥイ川河口に位置する漁港で,水産加工工場がある。また海港として,ウラジオストクと 2300kmの航路で結ばれている。この地方では最も古い集落の一つで,1649年建設された。

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