オホーツク(その他表記)Okhotsk

翻訳|Okhotsk

デジタル大辞泉 「オホーツク」の意味・読み・例文・類語

オホーツク

OkhotskОхотскロシア連邦東部の港湾都市オホーツク海北西岸にあり、19世紀半ばまで東方探検基地
北海道北東部の総合振興局。旧網走あばしり支庁にあたる区域を所管する。局所在地は網走市。→網走

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精選版 日本国語大辞典 「オホーツク」の意味・読み・例文・類語

オホーツク

  1. 〘 名詞 〙 ( [ロシア語] Ohotsk ) ロシア連邦東部のオホーツク海に面する港町。一九世紀半ばまで、ロシアの太平洋岸の主要港であった。

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改訂新版 世界大百科事典 「オホーツク」の意味・わかりやすい解説

オホーツク
Okhotsk

ロシア連邦の極東,ハバロフスク地方,オホーツク海岸の漁港。人口8600(1993)。この地方で最も古い村の一つ。1647年にコサックの越冬基地となり,1731年にはとりでができて港も開かれた。1822年に沿岸特別管理所ができたが,その廃止後ヤクーツク州の(1849),またのちには沿海州の(1858)辺境管理所となった。19世紀の中葉までは太平洋に向けてのロシアの要港の一つで,カムチャツカ,チュコート,アラスカなどへの盛んな探検調査活動の基地となっていた。ロシアがそれらの各地域を領有してからは,そこに送るすべての物資の補給基地となった。アラスカがアメリカに売却(1867)された後はオホーツク海岸の単なる一漁業基地となっていたが,第2次大戦以後ヤクート自治共和国(現,サハ共和国)の各地に膨大な天然ガス埋蔵が確認されるや,それを輸送するパイプラインの終結点として五ヵ年計画の課題の一つとなり,一躍脚光を浴びるようになった。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「オホーツク」の意味・わかりやすい解説

オホーツク
おほーつく
Охотск/Ohotsk

ロシア連邦東部、ハバロフスク地方の町。オホーツク海北西岸の漁港。人口約1万。漁業コンビナート、船舶修理工場がある。極東におけるロシアのもっとも古い植民地の一つで、1647年に冬営地ができ、そこに1649年にコソイ小柵(しょうさく)(砦(とりで))が建設された。19世紀なかばまでロシアの太平洋岸の主要港で、カムチャツカ、千島、日本、アラスカなどへの探検隊の基地となった。

[三上正利]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オホーツク」の意味・わかりやすい解説

オホーツク
Okhotsk

ロシア東部,ハバロフスク地方の町。オホーツク海北岸,クフトゥイ川河口に位置する漁港で,水産加工工場がある。また海港として,ウラジオストクと 2300kmの航路で結ばれている。この地方では最も古い集落の一つで,1649年建設された。

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デジタル大辞泉プラス 「オホーツク」の解説

オホーツク

JR北海道が運営する特急列車。札幌駅から網走駅(北海道)を結ぶ。1972年運行開始。

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