九識(読み)クシキ

大辞林 第三版の解説

くしき【九識】

〘仏〙 摂論じようろん宗の祖真諦しんだいのたてた人間の心のあり方の分類。眼・耳・鼻・舌・身・意・末那まな・阿頼耶あらやの八識に阿摩羅あまらを加えたもの。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

く‐しき【九識】

〘名〙 (「識」はvijñāna の意訳) 仏語。眼、耳、鼻、舌、身、意の六識に末那識(まなしき)、阿頼耶識(あらやしき)、阿摩羅識(あまらしき)の三識を加えたもの。法相宗などでは阿頼耶識までの八識説をたてるが、真諦(しんたい)三蔵の系統の摂論宗(しょうろんしゅう)や地論宗(じろんしゅう)、天台宗などでは阿摩羅識を加えて九識説を説く。
※十住心論(830頃)一〇「他縁覚心両教、但示八心、一道極無但知九識、釈大衍説十識

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

アポ電詐欺

《「アポ」は「アポイントメント」の略》電話を使用した振り込め詐欺の一。身内の者になりすまして電話番号が変わったと伝え、再度電話して金銭を要求したり、役所の担当者や銀行員などになりすまして電話をかけ、後...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android