亀谷凌雲(読み)カメガイ リョウウン

20世紀日本人名事典 「亀谷凌雲」の解説

亀谷 凌雲
カメガイ リョウウン

大正・昭和期の僧侶



生年
明治21(1888)年

没年
昭和48(1973)年

出生地
富山市新庄町

学歴〔年〕
東大卒

経歴
浄土真宗大谷派の正願寺住職の子として生まれる。学生時代にあくなき求道とすぐれた師との出会いの中で大正6年9月、キリスト教に回心。法灯を守るべき住職がキリスト教に転じたことは、人々に強い衝撃を与えた。欧米や日本各地から「亀谷神学」の伝導依頼が相い次いだが、古里を離れなかった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「亀谷凌雲」の解説

亀谷凌雲 かめがい-りょううん

1888-1973 大正-昭和時代の牧師
明治21年4月9日,富山県新庄町(富山市)の真宗大谷派正願寺に生まれる。東京帝大で宗教学を専攻金森通倫(つうりん)の影響をうけ,大正6年寺の住職を弟にゆずり受洗,宗門から除名される。のち東京神学社でまなび,生涯郷里での伝道につくした。昭和48年3月16日死去。84歳。著作に「仏教から基督へ」。
格言など】飛躍は要るが今一歩進めばキリスト教の絶対唯一神教に至るのだ。飛躍せよ,真宗の徒よ,今一歩(「仏教から基督へ」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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