亀足(読み)キソク

デジタル大辞泉の解説

き‐そく【亀足】

の端をひねった形が亀の足に似ているところから》
焼いた鳥肉の足や魚のくし焼きの手元を紙で巻き、その端をひねったもの。
折敷(おしき)・折櫃(おりびつ)などの敷き紙の四隅を、上に折り返したもの。
ふたのない容器に紙をかぶせたとき、とれないようにその四隅をひねったもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

きそく【亀足】

〔紙の端をひねった形が亀の足に似るのでいう〕
指を汚さないように、鳥肉の脚や串焼きの魚肉の串のもとを紙で巻き、その余りをひねっておくもの。
ふたのない箱の類に紙をかぶせて、その紙がとれないように四隅の端をひねっておくもの。
折敷おしきや折櫃おりびつの敷き紙の四隅を上に折り返しておくもの。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

食器・調理器具がわかる辞典の解説

きそく【亀足】

➀手が汚れないように、焼いた鶏肉の足や串焼きにした魚の串の手で持つ部分を紙で巻き、余りをひねったもの。
折敷(おしき)などに敷く紙の四隅を上方に折り返したもの。
➂容器のふたがわりに紙をかぶせ、とれないよう四隅をひねること。◆紙の端をひねった形が亀の足に似ることから。

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

き‐そく【亀足】

〘名〙 (紙のはしをひねっておく形が亀(かめ)の足に似ているところから)
① 焼いた鳥肉の足、または串焼きの魚の串の手もとを、紙で巻いてその余りをひねっておくもの。手に持って食べるときに指がよごれないためのもの。紙以外に銀箔(ぎんぱく)、金箔なども使用。
※四条流庖丁書(1489)「一、亀足の事。〈略〉組付の上下によりて亀足の巻様替べし」
② 金箔、銀箔を紙に貼りつけて作り食物の上に添える飾りの花。〔日葡辞書(1603‐04)〕
折敷(おしき)、折櫃(おりびつ)などに敷いた紙の四隅を、上に折り返しておくもの。
※四条流庖丁書(1489)「世の常の紙に箔にても、又はべになにても引て、亀足に用事は常の儀成るべし。〈略〉亀足の紙は薄様成るべし」
④ ふたのない重箱(じゅうばこ)などの容器を紙でおおったとき、その紙がとれないように四隅をひねり合わせておくもの。
※随筆・柳亭筆記(1842頃か)一「今蓋なき重箱やうの物に紙をおほひ、其紙のとれざるために紙の四角を捻る事あり。亀足といふ則是なり」

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