亀頭炎(読み)きとうえん(その他表記)balanitis

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「亀頭炎」の意味・わかりやすい解説

亀頭炎
きとうえん
balanitis

亀頭の炎症。包茎の男子に多く,包皮炎と合併して亀頭包皮炎となる。症状は,亀頭および包皮の内側がかゆく,または灼熱感があり,尿がしみる。重症では亀頭がびらんし潰瘍をつくる。軽症でも,繰返すと亀頭と包皮が癒着する。治療は,局所に薬剤を散布するか軟膏塗布して炎症の消退を待ち,炎症を繰返すときは時期をみて包茎の手術をする。

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世界大百科事典(旧版)内の亀頭炎の言及

【亀頭包皮炎】より

…陰茎亀頭および包皮の化膿性炎症をいう。それぞれ単独に亀頭炎あるいは包皮炎として起こることもあるが,亀頭と包皮は相接しているので両者が同時に起こることが多く,包茎の小児に多い。包茎では,包皮と亀頭の間に分泌物(恥垢(ちこう))がたまりやすく,この部が不潔になるので細菌感染を起こしやすい。…

※「亀頭炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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